アパレル会社の企画部に所属していました。デザイナーが描いたサンプル画を洋服にする工程管理、洋服につける付属品の決定、使用する生地の選定、季節ごとの展示会運営などが主な仕事です。このように言うとキラキラして聞こえるかもしれませんが、実際は泥臭く働いていました。
企画部には6人いたのですが、私以外は全員服飾関係の学校を卒業している方々でした。私は洋服の勉強をしたことがなく、一から洋服を作ったこともありませんでした。そのため、同じデザイナーが同じように書いたデザイン画でも、私が作る洋服は他の方が作る洋服と見栄えが全然違っていました。また、私が担当するとサンプルをたくさん作ることになってしまい、私が作る洋服だけ原価が上がってしまいました。
そうした失敗が重なったことで、服飾を学び直してこのまま服飾の世界でやっていくか、違う業界に転職するかの二択を考えるようになり、最終的に違う業界への転職を決意しました。
実は、前職を退職して派遣社員として働いているときに、たまたま派遣先として出会ったのがゼロインでした。ですので、最初は私がゼロインを選んだというわけではありませんでした。
ゼロインでの最初の仕事は、常駐先のお客様企業宛てに大量に届く郵便や荷物の仕分けや受け渡しを行う「メール室」のチームでした。事前にメール室の仕事内容を聞いたときは単純作業のイメージでしたが、実務が始まった瞬間に衝撃を受けるほど、イメージとはまったく違う仕事でした。
なにが違うかというと、延々と単純作業をこなすのではなく、「どうしたら郵便を取りに来る人たちが使いやすいか」「どうしたらメール室に来やすい雰囲気にできるか」と、チームで常に考えながら仕事をしていたことです。
全力でお客様のためを考えて動く雰囲気がとても良く、その雰囲気がチーム全体に浸透して当たり前の文化になっていました。そこからゼロインに興味が湧き、この会社で長く働きたいなと思い、派遣社員から契約社員になり、さらに正社員になって今でも働き続けています。
現在は医薬品を扱うお客様に常駐して、総務部、営業部、マーケティング部、メディカルアフェアーズ部の各アシスタント業務を3人体制で対応しています。
総務部では名刺作成、オフィス管理、全社広報、郵便対応、代表電話対応、防災対応など、総務全般を行います。その他の3部署では、取引先である医師との書類対応や契約関連業務が主で、たとえば講演会を依頼する招聘状作成、謝礼金の書類作成、社内申請などを行います。
また、業務改善にも積極的に取り組んでいます。最近では、お客様内で属人化していた業務を引き継いだので、引き継ぎながらルールを明確化し、お客様先でのノウハウにする改善を実施しました。
私たちのチームは、チームメンバーがすべての業務に対応できる状態を目指しており、すでにほぼ実現しています。私はリーダーとして、新規業務の標準化、お客様からの依頼に対する対応可否の判断、運用方法の確立を行ってきました。
今のお客様はゼロインが最近になって常駐サポートを開始したお客様ですので、業務マニュアルの作成を行うことも多いです。業務内容や手順について関係各所にヒアリングし、内容をまとめてマニュアルを作成します。このマニュアルは、メンバーへの引き継ぎにも活用しています。
チームで朝会を毎日30分行い、常に業務進捗を確認しています。また、チーム会を毎週1時間、スーパーバイザーも参加して4人で行い、チームの方針、チーム目標の進捗、1週間で行った改善、ミス・トラブル、ゼロインからの全社広報事項について共有しています。
チームで働いているので、業務の進捗を管理するスキルが身につきました。進捗状況を誰でも分かるように可視化することで、チーム内で業務をサポートし合える体制になります。進捗状況の可視化はチームメンバーにもお願いしているので、「私がいないと対応できない」といった属人化をなくす取り組みができています。
また、お客様から「これをお願いしたい」と依頼された業務に対して、そのまま受けるのではなく、「どうしてそれが必要なのか?」をまず考えられるようになりました。そもそもこの業務は必要か、他の業務と統合できないかと考えることで、お客様の真の目的を捉えてより良い方法がないか、同じ目線で寄り添いながら仕事をしています。効率化と最適化を行いながら、関係部署も巻き込んで依頼業務の目的を満たせるようにしています。
私は「ゼロインで働く人」が好きなんです。10年以上働いているので人の移り変わりはありますが、人の魅力は変わりません。ゼロインで働く人に共通しているところは、一生懸命お客様のことを考えて行動しているところと、自分のできることを常にアップデートしているところです。その前のめりな姿勢が好きで、みんなに会うと私もがんばろうと思います。
また、業務で困ったときに、常駐先のチーム以外でも気軽に助けを求められる、助け合う環境があります。そうしたつながりが社内にあるのも、ゼロインらしさだなと思います。
働きやすさも魅力です。私には子どもが1人おり、産休と育休を取得して、現在は6時間の時短勤務で楽しく快適に働いています。仕事をセーブしなくてはならないときと、ここはがんばりたいときが細かいスパンで発生しますが、スーパーバイザーも私の状況を理解して丁寧にヒアリングをしてくれるので、安心して働くことができています。もちろん、時短勤務だからといって絶対に仕事をセーブしなければいけないわけではなく、一人ひとりの環境や状況に合わせて働けます。
ゼロインでは 20 代の女性が多く働いているので、私がしっかりと成果を出すことで、母親になっても働き続けられることを社内にアピールしたいです。
また、お客様に安心感を持っていただけるチームを作りたいです。お客様も社内システムの抜本的な入れ替えや大幅な体制変更など、さまざまな変化の局面を迎えるときがあります。そうした変化の中でも、お客様に寄り添いながら臨機応変に対応し、運用を守っていけるチームが理想です。
ゼロインは入社直後から意見を大切にしてくれる文化ですので、疑問を聞けば親身になって教えてくれます。たとえば、「これはなんのための業務ですか?」という質問をしても、前後のプロセスまで含めて説明してもらえますし、逆に「たしかに、なんのためにしているのだろう」と業務改善につながることもあります。ゼロインは中途入社が多く、入社者を歓迎する文化がある会社です。ぜひ入社をお待ちしています。